動物の命の不思議。

こんにちは。

Funky garuda菊井みうずです。

この間のライブ配信でもついついつぶやいてしまったのですが、ランタ島は猫が多く動物に優しい島だと思います。　じつは動物福祉も充実している動物には恵まれた島。

Lanta animal welfareと言う動物の福祉、主に島に住むノルウェー人の女性が指揮をとって設立された動物のための施設があり、ボランティアとして世界中からこの施設に手伝いをしに来ると言うシステムがあるほどです。詳しいことはサイトをクリックしてみてください。(英語)

島の地元民はイスラム教の人が多く動物は猫が大好きです。ですので猫は比較的どこに行ってもご飯が食べれる…そんな恵まれた環境にあります。私の住むklon korn(クロンコーン)と言う地区は比較的皆猫が好きで猫もそこになじみ、自然と集まってくる?ような場所でもあるのでしょうか。家の周りだけでもその時々によりますが3匹の猫が周辺をうろついております。一応オーナーは皆いるのですが、猫がオーナーと住む家を選ぶようで、どちらかと言うと動物を好きな人がみんなで可愛がっていると言うイメージでもあります。

今日の話は先日のライブ配信でもお話をポロリとしたのですが、そんな1匹の猫のお話から始まります。

みーくんは最初、通りすがりの猫でした。私の職場の前をこちらの気配を伺ってはさっと逃げていく、野良猫かなと思っていたんですが人間に対して人見知りがすごく激しかったので、そっとご飯をあげる位の中でした。ただ、たまにしか合わない猫で個性的な性格なんだなぁぐらいに思っていたのですが、ある日、家のドアの前で体力を失ったように動かなくなってており、ご飯をあげても食べられない激やせした状態で家の前で座っていました。びっくりしたのでその日は朝から夫と共に動物病院へ連れて行ったのですが、気管に持病を持つ猫でご飯が食べられない子でもありました。みーくんという名の猫。

それから柔らかいご飯をあげてみたりして、知らぬ間に家の近所に住む猫になっていました。正確にはお隣さんの人たちが大切にしてくれていたようです。家の近所に住んでいるので朝昼晩と散歩するコースもありリラックスするコースも決まっていたので、すっかりこの辺の猫になっていました。だんだん太ってきて、さらに可愛くなり、体調も良さそうに見えた矢先。　つい先日の話なのですがみーくんは久しぶりに私の職場にやってきて爪とぎをしだしたので声をかけるとなんと激やせしているではありませんか！　びっくりしてよく見てみるとすごく体調が悪そうだったので慌てて嫌がる彼を箱に押し込んで病院に向かいました。バイクに乗せて連れて行ったのですが病院につくとそのまま道中、天国へ旅立ってしまっていたようでした。

みーくんがこの辺に住んだ期間はわずか1、2年でまだ若いハンサムな猫でした。甘えん坊で痩せ型の猫。虎のような毛並みがかっこいいそんな猫でした。誰かに話すと最後に私に会いに来てくれたと言ってくれるのですが、すっかり仲良くなって、馴染んだ後だったので思い出すととても辛いです。動物は体が小さく私たちが思っているよりもよっぽどか弱くピュアで優しい生き物です。　こういう体験を味わせてくれた猫のみーくんに感謝です。日本で何も選択をせず、都会暮らしをあのまましていたらこの経験は絶対になかったな..とか、そのように考えると今の暮らしに非常に満足と不思議な気持ちにさせられます。私は何の変哲もない、何一つやってあげられる事がなく(主には朝ごはんをたまにあげて、見かけたら声をかけるぐらいの関係)普通の人間ですがそんな私を慕ってくれて、命が尽きる時に会いに来てくれたと言う事がたまらなく幸せです。神業っぽいこと、不思議なことをあまり深く考えない私ですが動物のピュアな力ってどこかに本当にあるんじゃないだろうか。となんとなく考えてしまいました。

猫の話をしだしたら話が尽きない、猫のいる生活が当たり前の島暮らし。この小動物たちは一体何を私に教えてくれるのだろう… 考えると切ない。猫の話はまだまだたくさんあるのですがとりあえず今日はまたみーくんを思い出しました。
彼が生きた証をここに記しました。

いまだに摩訶不思議な猫のみーくんとの関係。

亡くなったのが未だ信じられない。もう会えないなんてさびしいよ。

きっと、天国があるとしたらまた会えるのかなあといつも想っています。