仕入れを兼ねた旅から帰ってきました。
2週間程の旅から帰ってきて、早くも1週間以上経ちました。
インスタグラムのストーリーなどで旅の様子をちょくちょくあげてはいたのですが、今日はその時の話や個人的考えをブログに 記していこうと思います。
去年の4月に結婚したタイ人夫とは付き合って10年以上経ちますが、これまでバケーションのような目的を持たずしての旅行という旅行に出かけたことがなかったのですが、今回も”仕入れ”という目的を兼ねた、初めてと言っても良いちょっとした休暇を兼ねた旅行となりました。
夫は”飛行機に乗るのを出来るだけ避けたい”ということだったので、今回は移動のメインは寝台列車でした。
島を出るのは自家用車でしたが、途中、私のタイ・ビザ更新を兼ねて、夫の実家や友人の住む街と色々と立ち寄りながらまずはバンコクへ向かう寝台列車に乗り込み、10時間電車に揺られてきました♪ 古くてガタンゴトンな汽車が前はあまり好きではなかったのですが、今回は難なく快適に眠れてこんなのも風情があっていいなぁ〜なんてちょっと余裕でした。
まさか2週間の旅になるとは思ってもいませんでしたが、途中行く予定であった天然石マーケットを断念したり、今回は友人の住む小さな街、念願のパーイというタイ北部の街へも立ち寄ったりすることができました。
バンコクに到着してからはいつもの天然石モールへ出かけたり、まずはチャトチャックマーケットという土日だけ開催される巨大ショッピングエリアのウィークエンドマーケットへ行ったりして、じっくりと天然石屋さんを見てまわることができました。 普段は限られた時間内でたくさん買いまくるスタイルだったのですが、今回は私独りでは極めて難しい交渉も夫がピッタリと付いてきてくれたので、いつもよりは納得のゆく仕入れができた気がします。
まあ。その時々でいろんな問題やタイミングがあってそんなに完璧ではないのですが。 それでも、これまでも2009年から今の夫とランタ島で実店舗・ファンキー・ガルーダ(Funky garuda)をはじめてきて、最初は洋服や雑貨、いろんなものを仕入れてきて、一緒に仕入れのルートも回ってきたこれまでの経緯を考えると、今回もまたひとつレベルアップできたような気がします。
仕入れのすごいところはまず、なんと言ってもパワーと熱気溢れるバンコクの暑さと人・モノの多さに圧倒されないように、自分の必要とするものを見定める目利きとブレない精神にあるといつも思います。 日本では考えられないような境地に精神的に立つことがあると言っても過言ではない。。慣れるとまあまあいい感じになってくるのですがそれでも仕入れ先の石屋さんとのやり取りはスムーズなようでそうでないこともしばしば。。 日本にいるときはショッピングに何故か根拠のない自信があったような私も全くこのプロの現場では意味のないということをよく知りました。そんなバンコク仕入れも天然石だけに関わらず、いろんなものを仕入れるようになってからかれこれ10年以上が過ぎようとしています。
途中休憩を挟みながら、腕につけたストップウォッチを見ながらの買い物交渉に望みます。時間を決めているのは、ひとつのお店に長く居座り続けてもお店の人も私たちも集中力が切れるし、何より疲れると良いショッピングができなくなるのでそういうこと全体を考えながら休み休み仕入れに望むことが大切だと感じています。
私ひとりでは絶対にここまで楽しめなかっただろうな..と旅のことを思い出すと色々と楽しい想い出が蘇ってきます。
今回はタイ北東部の知る人ぞ知る天然石卸マーケットも見て周る予定だったのですが,天候がよくないのとあんまり評判もよくなかったので、とりあえず北部にあるバンコクの次に大きな都市チェンマイに夜行寝台列車に乗って足を伸ばしてみました。
チェンマイは私が独り旅に来た時以来(10年前ぶりくらい?)の地で色々と南部の島とは食べ物や人の人種、タイ語の違いなどを感じることができてとても刺激的でした! そういえば、私は10年前とある映画(”星になった少年”だ)を観て『タイに行って像に乗りたい!』というのがきっかけでチェンマイに旅の途中に2週間程立ち寄ったことがあった場所でした 笑。
石屋さんはそんなにないけれど、こちらも土日だけ開催されるマーケットにて小さな石屋さんを発見。マニアックな天然石たちを見てまわったりすることができてまあそれはそれで面白かったです。
2007年にタイに来てから、一度は今後のために実家の家族に住むことを納得してもらう為、日本での生活を2年程過ごしてきた私ですが、これまで島から離れることがなかったので今回の北部への旅はいろんな意味でまた深くタイを知ることができたように思う。タイ国をあらためて不思議にも感じたし、普段の生活のありがたみもわかった旅となったと思う。 こんな感じで良いことだけを求めて、スケジュールでガチガチにせずにゆっくりと旅ができたこともよかったことのひとつでした。何より、ストレスがあまりかからなかったことが本当によかった。 仕入れの時も『また明日も来れる』と思うだけでこんなにゆとりが生まれるものなのか..ともしみじみ。 これからはもっと頻繁にフットワークを軽く出かけようと心から思いました。
それと同時に私は海外に住んでいて、日本にいないのでこの立場だからこそできることというのをもっと追求するべきだと心に固く誓いました。
最近は日々だんだんと年齢を重ねることでできる余裕みたいなものも感じられるようになりました。子供がいないせいか、自由奔放に生活させてもらっているのもあり、家族(夫)にも私の仕事で随分振り回した生活をさせてしまっているけれども、それでもひとつ、決めたことを追求して”生きる”ということをやめたくないと思っています。 タイにはまだまだ私には不思議で未知なる部分ともちろん天然石たちも集まってくるんだなぁ..と感じた今回の仕入れ。
私にとっての癒しテラピー的なマクラメアクセサリー創りと天然石を探す旅。どちらも有り難くて、夢のひとつが今回の旅でまた叶ったという想いです。 まだまだ、タイ語を覚えるだとか色々とやらなければいけないことがたくさんあり、日々勉強の毎日であり、一生勉強の毎日であると考えていますが毎日に感謝することを忘れずに今回の仕入れで私のもとにきてくれた天然石たちを待ってくれているお客さんたちへ繋ぐことを目標に今日も制作に励んでいます。 夫も今回の旅で天然石にたくさん触れたおかげで制作意欲が湧いてきたらしく、最近は少しジュエリーを制作してくれています。マクラメではないですが、これが本格的に年紀の入ったクラシカルなジュエリーなので、これからは夫の制作したジュエリーたちもオンラインショップに並べることができるといいなぁ..とただいま毎日頑張っています。
ショップの方は新作と以前の作品を交互に出していこうと考えておりますので、みなさまお楽しみにしていただけると嬉しいです。