8月の誕生石 | スピネル・ペリドット
8月の誕生石として知られる2つ天然石。
- スピネル
- ペリドット
それぞれ独特の魅力を持つ、2つの天然石についてご紹介します。
千変万化の色彩を秘めた石 | スピネル
↑ こちらは 鑑別付ミャンマー産2.02ctシュワシュワ★ピンキッシュ★スピネル s896
スピネルは、多様な色彩が特徴的な天然石です。たとえば赤、ピンク、オレンジ、紫、青など、さまざまな色を持つスピネルが存在し、それぞれが独特の美しさを放ちます。特に赤色のスピネルはその鮮やかさから、しばしばルビーと間違えられるほどです。
スピネルの歴史は古く、中世ヨーロッパでは「バラス・ルビー」として珍重されていました。実際、イギリス王室の王冠に飾られている「ブラック・プリンスのルビー」は、後にスピネルであることが判明しています。
このように長い間、ルビーと混同されていましたが、現在では独自の魅力を持つ石として評価されているのです。
スピネルの魅力的な輝き
スピネルの結晶構造は等軸晶系に属し、八面体の形状を持つのが特徴です。八面体はカットによって優れた透明度と強い輝きを示します。
特にブリリアントカットやクッションカットは、スピネルの持つ「火花のような輝き」を最大限に引き出します。その屈折率は1.71程度で、ダイヤモンドほどではないものの、十分な輝きを放つのです。
また、硬度はモース硬度で8程度あり、日常使いのジュエリーに適した耐久性を持っています。また、スピネルの色の多様性は、結晶構造内のさまざまな元素の置換によって生み出されているのです。
スリランカ産ライトブルー★スピネル ルースs895
ライトブルーのシャープなイメージのスピネル。すっきりとカッコよさ与えてくれる宝石ピースです。
サイズ・・・・・4.90 x 5.38 x 2.32 mm
重さ・・・・・・0.594ct
産地・・・・・・スリランカ産
カッティング・・ファンシー
天然非加熱(NO HEAT – NO TREATMENT)
スリランカ産ライトブルー★スピネル ルースs895 はこちら>>
鑑別付ミャンマー産2.02ctシュワシュワ★ピンキッシュ★スピネル s896
透明感を大切にしたいピンク色のスピネル。コーナー部分にインクルージョンとシュワシュワな気泡が見えます。
艶っぽく、どちらかといえば女性らしさを感じる色合いです。
サイズ・・・・ 6.74 x 7.80 x 5.08 mm
重さ ・・・・・2.020ct
産地・・・・・ミャンマー産(ビルマ)
カッティング・オーバル
天然非加熱(NO HEAT – NO TREATMENT)
鑑別付ミャンマー産2.02ctシュワシュワ★ピンキッシュ★スピネル s896 はこちら>>
太陽の宝石と称される緑の輝き | ペリドット
ペリドットは、オリーブグリーンからライムグリーンまで「鮮やかな緑色」で知られる宝石です。古代エジプトで「太陽の宝石」と呼ばれるほど長い歴史を持つ天然石の一つです。
ペリドットの歴史は古代エジプトにまで遡ります。紅海のザバルガド島(現在のセント・ジョンズ島)で採掘され、ファラオの装飾品として重宝されました。クレオパトラが愛用したエメラルドの中には、実はペリドットだったものがあるともいわれているのです。中世ヨーロッパでも珍重され、多くの教会の宝物庫に収められているといいます。
地球以外でも発見されるペリドット
ペリドットは、かんらん石グループに属する鉱物です。その緑色は鉄の含有量によって変化し、鉄分が多いほど濃い緑色になります。モース硬度は6.5〜7程度で、比較的柔らかい宝石です。
ペリドットは地球上だけでなく、隕石の中にも発見されることがあります。パラサイトと呼ばれる石鉄隕石に含まれるペリドットは、宇宙由来の石として注目を集めているのです。
通常は長方形や楕円形にカットされることが多く、その独特の色彩と相まって、柔らかく優しい輝きを放ちます。内部にある微細な包有物が、シルクのような光沢を生み出すこともあるのです。
また、ペリドットは多色性が弱いため、どの角度から見ても一貫した色彩を楽しむことができます。
1.5 ctラウンド★ファセットカット ペリドットs894
一見するとイエローカラーのペリドット。でもよく見ると、奥深い色合いを見せてくれます。
光の屈折率が高く、暗い場所でも明るい色を放つことから「太陽の石」と呼ばれています。
サイズ・・・ 6.9. x 6.9 x 4 mm
重さ・・・・ 1.5 ct
産地・・・・パキスタン産
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