11月の誕生石「シトリン・トパーズ」

11月の誕生石としても知られる2つの天然石。

鮮やかで上品な黄色の輝きを持つシトリン
含まれる成分により様々な色を楽しめるトパーズ

いずれも美しい輝きが特徴である2つの天然石についてご紹介します。

鮮やかで上品な黄色の輝きを持つ│シトリン

シトリンは、鮮やかな黄色からオレンジ色の美しい色合いを持つ天然石です。名前の由来はフランス語の「citron（シトロン＝レモン）」にちなみ、その明るく温かみのある色調は見る人に心地よさを与えます。透明感が高く、太陽の光を浴びると輝きが一層増すのが特徴です。この美しく上品な輝きは「黄水晶」という和名にも現れています。その明るさや温かさは日常に優しいアクセントを加えてくれるでしょう。

天然のシトリンは珍しいため、多くのシトリンは加熱処理されたアメジストやスモーキークォーツから作られていますが、その美しさには変わりありません。ジュエリーとして身に着けると、特にゴールドやシルバーと組み合わせた際に、シトリンの鮮やかな色合いがより一層引き立ちます。

シトリンの輝きは、透明感のあるその結晶構造に由来しており、まるでガラス光沢の中に太陽の光を閉じ込めたような温かさと明るさを感じさせてくれます。そのため、ジュエリーとして日常的に身につけやすく、華やかなアクセントとしても楽しめるでしょう。シンプルなデザインから豪華なものまで、幅広いスタイルに合わせることができる点もシトリンの魅力です。

淡い紫の色彩を含むシトリン「アメトリン」

ひとつの結晶内に、シトリンらしい黄色に加えてアメジストの紫色が同時に存在しているものは「アメトリン」と呼ばれます。アメトリンは「紫黄水晶（しおうすいしょう）」という名前で呼ばれます。淡い黄色と神秘的な紫色が混在しており、アメトリンならではの神秘的な美しさが特徴です。

なめらか★シトリンブレスレットs1026

なめらかで重さもあるシトリン
グラデーションになっている部分とシラー・気泡が見える
良質ピースを組み合わせたブレスレット。

・【産地】インド
・【重さ】22.2 g
・【内径】16-17 cm
・【シトリン】　9 – 9.30 mm

※こちらサイズ変更不可となります。

なめらか★シトリンブレスレットs1026

虹の川★虹入り★シトリン原石　 s1320

縞々な波　７色の緩やかな曲線のインクルージョン

透明感も高く、スタイルの良い子を厳選してきました

画像で見るよりも虹インクルージョンがよく見えます。

動画：https://www.youtube.com/watch?v=FCn4oP0EyBk

シトリンは、フランス語のレモンを表す「シトロン」という言葉から来ています。
ぷるぷるとした艶感、爽やかなイエローゴールドの色味
光に透かすと、柔らかな輝きも美しい天然石です。

・【重さ】: 26.1 g
・【ヨコ】：約 44.14 mm
・【タテ】：約 23.96 mm
・【厚み】 : 16.97 mm

虹の川★虹入り★シトリン原石　 s1320

含まれる成分により様々な色を楽しめる│トパーズ

トパーズは、その多彩な色合いと透明感のある輝きで「黄玉（おうぎょく）」という名前でも広く知られている天然石です。トパーズの名前は、ギリシャ語の「探し求める」という意味の言葉に由来するとされています。また、サンスクリット語の「火」という言葉に由来するという説もあります。

トパーズは様々な色のバリエーションがあることが特徴です。無色から青、黄色、ピンク、オレンジ、そして緑までさまざまで、特に「ブルートパーズ」や「インペリアルトパーズ」と呼ばれる美しい色合いのものが人気です。このほかにも「ピンクトパーズ」や「シャンペントパーズ（ブラウン）」などのバリエーションもあります。このほか、天然石のトパーズにトリートメント処理を施すことで、見る角度によって様々な色を呈する「ミスティックトパーズ」と呼ばれる芸術品もあります。

トパーズの結晶は硬度が高く、日常的に使用しても傷つきにくいため、ジュエリーとして非常に人気があります。特にカットされたトパーズは、光を多方向に反射し、その輝きが目を引きます。青みを帯びたブルートパーズは、涼しげで爽やかな印象を与え、インペリアルトパーズは、鮮やかな金色が高級感を演出します。

透明度が高く、さまざまなデザインでカットされるトパーズは、シンプルなスタイルでも華やかさを加えてくれる石です。また、豊富なカラーバリエーションがあるため、好みの色を見つけて自分らしい一品を選ぶことができる点も魅力の一つです。

エジプトでは「太陽の宝石」とも呼ばれていた神秘的な石

トパーズは古くから宝石として扱われてきました。古代エジプトでは「太陽神ラー」の象徴として「太陽の宝石」と呼ばれ、災害・災厄から身を守る力があると信じられていました。また、ロシア帝国の皇后のジュエリーを飾るのにインペリアルトパーズが用いられたり、ポルトガル王家の王冠に飾られた1680カラットの巨大な宝石は、ダイヤモンドと考えられていましたが、実はトパーズであったことが明らかになりました。このように、トパーズはその美しさから珍重されてきた歴史があるのです。