バンコクへ行って感じたこと

こんにちは、Funky garudaのみうずです。

天然石の仕入れで、バンコクへ行ってきました。

何度行ったかもう数えていません。それでも毎回、何かしら新しい発見があります。今回は仕入れの内容というより、今回のバンコクで感じたことをそのまま書いてみます。

 

夜行列車が好きになった

ランタ島からバンコクへ向かうとき、私はよく夜行列車を使います。

移動時間は約12時間。

昔はこれが嫌で仕方なかった。できることなら飛行機でさっと移動してしまいたい。若い頃はずっとそう思っていました。

今回はファーストクラスの個室に乗ることができました。とはいえ、豪華さはまったくありません。かなり年季の入った車両で、ガタガタと揺れながらゆっくり進んでいく。

それでも、窓の外に流れるタイの景色を眺めながら過ごすその時間が、最近は不思議と好きになっています。

何もしなくていい。どこにも急がなくていい。ただ揺られながら、夜のタイを通り過ぎていく。

便利さだけを求めるなら飛行機の方が圧倒的に早い。それでも今の私には、この12時間がどこか特別に感じられます。目的地より、そこへ向かう時間を楽しめるようになったのは、歳を重ねたからなのかもしれません。

夜の出発!ここから、朝までガタンゴトン。
シュールな個室もなんかいい。

 

 

バンコクはやはり大都会。

今回は少し目的のある仕入れでもあり、いつもより長めの滞在になりました。

実は今回の目的には、まだ詳しくお知らせできない理由もあります。

その話はまた改めてご報告するとして、久しぶりのバンコクでは、思いがけず新しい発見もありました。

タイへ来た頃のバンコクは、今よりずっとごちゃごちゃしていたように思います。最近は著しく近代化した印象。エアコンの効いた空間はまだ特別なもので、「涼しい場所=少し高級な場所」という感覚があったくらいです。街全体がもっと雑多で、エネルギーがむき出しになっているような印象がありました。

高級ホテルや高層マンション、洗練された商業施設が当たり前のように立ち並んでいる。街は明らかに変わりました。先進国の都市と並べても引けを取らない場所がいくつもあります。完璧すぎないところが私にとってはちょうどいいかも。。

バンコクって独特でどんなに発展しても、東京でもない。シンガポールでもない。渋谷でも代官山でもない。個性ある街だと思う。

便利になったけれど、屋台もある。高級車が走る横を、昔と変わらない風景が流れている。長い年月をかけて、バンコクはただ「バンコク」という独自の都市であると思います。そのことが、何度訪れても飽きない理由のひとつかもしれません。そして、この素朴な感じ、ずっと残って欲しいなぁと勝手ながら、感じます。だんだんタイが好きになっているのかも。笑。

長くタイに住んでいるつもりだったけれど、まだ知らないバンコクがたくさんあることに気づいた。

同じバンコクでも場所が変わるだけで街の表情はずいぶん違う。

 

 

石屋さんとの時間

バンコクの天然石市場へ通い始めて、もうずいぶん経ちます。

最初の頃は緊張しながらお店を回っていました。独特の空気に圧倒されて、何をどう見ればいいのかもよくわからなかった。それが今では顔見知りの石屋さんもたくさんいて、久しぶりに行っても同じ場所で同じ人が商売をしていることが珍しくありません。

この業界は、昔からいる人が本当に多い。

今回もある石屋さんから「もう10年以上の付き合いだよね。欲しい石があったら何でも相談して」と言ってもらいました。

もちろん、相談させてもらったからといって欲しい石が必ず見つかるわけではありません。天然石との出会いはタイミングもあるし、いつも思い通りにはいかない。それでも、異国の地でそんな風に声をかけてくれる人がいることが、素直にうれしかった。

お店を回るスピードも、自分なりの見方も、少しずつ身についてきました。でもそれ以上に、こうして続いている関係が、仕入れの旅をずっと支えてくれている気がします。

 

 

バンコクの食と、お金の使い方

バンコクのもうひとつの魅力は、食べることです。

タイ料理はもちろん美味しい。屋台でも人気のあるお店は本当に外れがない。でもそれだけじゃなくて、インドカレー、ラーメン、イタリアン、中華料理と、世界中の料理が集まっていて、それを比較的手頃な価格で楽しめる。ランタ島にも美味しいお店はたくさんあるけれど、選択肢の数が圧倒的に違います。

仕入れで歩き回っているにもかかわらず、毎回お腹いっぱいになって帰ってくるのは、この街の誘惑のせいです。

それから、バンコクはお金の使い方によって見える景色が大きく変わる街でもあります。

高級レストランより地元の屋台の方がそれはそれで美味しかったり、タクシーよりバスの方が早くて便利だったり。節約しすぎると時間がかかるけれど、お金を使えば満足できるとも限らない。どこに使って、どこで使わないか。その判断を常に自分でしなければならない。

日本で暮らしているときより、自分で考える場面がずっと多い気がします。

お気に入りロッティ屋さん
ご飯のお供にはバップン。夜などに思い切り野菜をいただく。日本では空芯菜と呼ばれるのかな?
同じみのカオマンガイ。鶏肉をご飯と一緒に炊いたもの。

 

今回出会った石

今回の仕入れでは一番印象に残ったのは、みんな大好きタンザナイトでした。お問い合わせもたくさんいただいていた石のひとつです。

大きなピースで、光の角度によって虹色のインクルージョンが見えるもの。

あの蒼い石に心惹かれる人は多いと思うけれど、大きなサイズで、美しい青を持ちながら虹のインクルージョンまで見えるものは、ありそうでなかなかない。。静かなのに存在感がある。落ち着いているのに、目が離せない。

長く天然石を扱っていても、やっぱりこういう石に出会うと心を持っていかれます。

石好きな方があの青に魅了される理由を、あらためて感じた仕入れでもありました。

よくよく見ると奥行きがあって面白い蒼。

 

ランタ島へ戻って

仕入れを終えて島へ戻ると、まず猫のきーちゃんに”ただいま”を言って、、。

毎回のことですが、留守中は自分家の動物や植物、熱帯魚なんかがやはり気になります。元気な顔を見るまで、どこかずっと気にかかっている。会えた瞬間に、心底ほっとします。

 

 

島を出る前はカンカン照りが続いていたのに、戻ってみると雨が降り始めていました。空気が少し冷えて、土の匂いがする。これぞ、熱帯雨林という雰囲気です。

その雨が、なんだかとても気持ちよかった。

バンコクの賑やかさと熱気の中にいた後だからか、その静けさがいっそう心地よく感じられました。昔は都会の刺激を求めていたのに、今はこういう瞬間にほっとしている。それもまた、いろんな時期を体験したからかもしれません。

バンコクへ行くたびに、街の変化より自分の変化に気づくことが多くなりました。

夜行列車を楽しみ、石屋さんとの再会を喜び、帰りの雨の匂いにほっとする。

昔の自分が聞いたら、少し驚くかもしれません。

街も変わる。人も変わる。そして変わらないものもある。

今回もそんなことを感じながら、天然石たちと一緒にランタ島へ帰ってきました。

さてさて、今回の天然石たちも

皆様に少しずつ形にして、お披露目していきたいと思いますので、ご期待ください!

 

 

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